再び嘘をつかなければならなくなった息子

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私が警察本署に言った時には、閉店状態で明かりが消えていました。夜勤当番の警察官が応対してくれました。

初めその警察官は浮かない顔をしていました。どうやら、私が過剰な反応をしていると思っていたからでした。

18歳という年齢からすると、外泊することだってあるからでしょう。ところが、息子は遊びに行って外泊したことなどありません。親しい友人がいないのです。

「 ちょっと言いにくいのですが、息子さんは年齢の割には幼いのですか? 」

私の話を聞き、その警察官はだんだん私が心配している理由を理解してくれました。

何か事件に息子が巻き込まれてはいまいか?

それが一番心配でしたが、”それはない”と明確に言われました。

「 家出の理由は何か心当たりはありますか? 」

警察官はおそらく家出だろうと言うのです。私は”心当たりがある”と答えました。そして息子がバイトに行っていると嘘を4月からついている話をしたのでした。

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今思うと、息子がバイトしている話を、学校の先生に話をした時に違和感があったのでした。7月に息子が通っている専門学校から電話があり、3者面談をしたいと申し出があったのでした。それで私は学校に行き、本人同席のもと成績について先生から話を聞いたのでした。

要は成績が悪いので呼び出されたわけです。
先生は本人に授業が終わった後も個別に教えてあげるので職員室に来なさいと言ってくれていたのでした。ところが、本人は家の用事があると言って、直ぐに学校を帰ってしまっていたわけです。

この時、週に平日2日程、息子はバイトをしていると私が伝えて、先生は初めて息子がバイトをしているのを知ったのでした。でも、それは嘘だったのですが ・・・

それでバイトをしている状況ではないという事になり、学業に専念する事になったのでした。つまり、バイトに行くという嘘をつかなくて良くなったわけです。

ところが、8月になり夏休みになって、妻がバイトを行った方が良いと言いだしたのでした。妻が息子をバイトに行かせたがるのには理由がありました。

息子でもなんとか勤まる様なバイト先はあまりないと思っていたからです。長く休むと戻れなくなってしまうので、夏休み期間中は少しは行った方が良いと考えたのでした。

それでもなかなかコンビニに連絡しない息子に妻は何度も催促していました。息子も娘も妻の言う事はあまりききません。そこで妻は私から息子に夏休みはバイトもする様、言ってくれと強い剣幕で要求したのでした。

そこで私が、” バイトより勉強だ ”と言えば、息子は失踪しなくてよかったのかもしれません。

私は、家に籠りっきりだと却って能率が悪くなるので、少しバイトも良いのではないかと発言したのでした。それで息子は直ぐにコンビニの店長に電話してバイトを入れたのでした。嘘なのですが ・・・

そして、夏休みのバイト、2日目に家出をしてしまったのでした。

私は長々とその警察官に上記の最近あった出来事を語りました。
警察官からすると、18歳の男子が家に帰らない当日に行方不明の届け出を出すことにするのに躊躇があったのかもしれません。

その夜は仮の届け出という事にし、翌朝まだ息子が戻らない様ならば、正式な家出人捜索願いの届出を出すことになりました。

警察署から家に戻り、私がまず行ったのは、妻に連絡が取れるか調べることでした。

登山

妻は夏休みを利用して穂高方面に登山に行っていたのでした。
私は山行スケジュールから宿泊する山小屋の電話番号を探しましたがありませんでした。但し、携帯電話が通じる場所があるらしいのが分かりました。

そこで、家に電話する様、”息子が帰ってこない” とメールを送ったのでした。

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