真夜中の東京を家出人の捜索

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夕飯の後、また胃が痛くなるのを予想して、先に太田胃散を飲んでおきました。

息子は家を出る時、白い帽子に紺のポロシャツ、そして7分丈のズボンといった姿でした。分かりやすい様に私も同じ様な格好をしました。

そして、妻の車に乗って家を出発しました。
既に渋滞20Kmというニュースが出ていましたので覚悟の上での出発です。東名高速を渋谷駅を目指して行きました。

東京に車で行く際には、駐車場の知ら調べは重要です。タイムズ24の時間貸し駐車場は場所によって値段が大きく異なるのです。特に夜中12時を過ぎると値段が安くなる所があります。そこを外さずに駐車しないと出費がかさみます。

 

渋谷駅前に私たちがついた時には、夜中の12時を回っていました。ハチ公前は大賑わいでした。終電も終わったからか丁度、駅で工事を行う様でシャッターを下ろしている所でした。地下鉄の入り口は既にシャッターが下りていて、その前に寝ている人が何人もいました。

腰かけている多くの若者は、これからどうやって夜を過ごすのでしょうか?

私は交番に行き、漫画喫茶の場所を教えてもらいました。

「 今から漫画喫茶に泊まるのですか? 」と警察官から聞かれたので、家出した息子を探しに来ましたと伝えました。先日、妻がこの交番に来て息子の安否について情報がないか問い合わせた旨を話すと ・・・

「 双子のお子さんですか? 」

どうやら、家出した子供を探しに来る親は私たちだけではない様です。

 

途中、24時間営業しているマクドナルドに立ち寄りました。この時間帯は2階席は清掃中という事で使えなくしています。夜中は地下の席だけしか座れないのでしょう。そこに息子が居ないことを確かめました。

交番で教えてもらっても、漫画喫茶が集まっている一帯にたどり着くことができません。妻がスマホで検索してくれたので行くことができました。

そこは私が学生の頃に飲み歩いていた場所でした。見覚えあるビルの中の漫画喫茶に入っていきました。

そして受付カウンターで息子の写真を見せて要件を話したのですが ・・・

その店の対応は木で鼻を括った様な言いっぷりでした。
また個人情報保護です。門前払いとはこういう事なのだと実感する程の対応でした。これでは沢山、息子の写真を印刷して来たのに無駄になりそうです。

私たちは打ちひしがれて、そのビルを出たのでした。すると前に交番がありました。そこにより、事情を話して相談したのでした。

「 我々が行ってもダメですから ・・・ 」

漫画喫茶のガードは硬いのですね。その警官から行方不明の届け出を出しているかと聞かれました。写真を見せてこの交番には情報が来ていないかと聞くと、まだなのだそうです。名前で検索すると行方不明者である事が分かるのですが、注意喚起を起こす資料は届いていないと言います。

私が地元の警察で、東京に行っているだろうと伝えていたのですが、息子の情報はデータベースの片隅に仕舞われただけだったのでした。

仕方なく私たちは駅前にいる人たちを見るだけしか出来ないということです。

二人は渋谷を出て原宿に向かいました。ところが原宿の駅前は人がいません。これはダメだと思い、新宿に向かいました。

新宿のマクドナルド
 

新宿駅周辺には大きなマクドナルドが2つありました。中を確認しようとしたのですが、席がある2階には上がれない様になっています。新宿ではマクドナルドで夜を明かす事はできないという事です。

足を延ばして歌舞伎町まで行きました。丑三つ時の深夜なのにネオンが煌々としていて結構人がいました。でもほとんどが、呼び込みの男性たちでした。中には外国人もいて、怪しげな雰囲気です。息子には歌舞伎町に近づいて欲しくないと思いました。

夜の歌舞伎町

 

新宿駅を一周すると、私たちはかなり疲れました。これ以上、歩き回ることが出来ないし、無為なことが分かり帰る事にしたのでした。

お盆の時期を押して出て来たのですが、成果らしいものはなく帰路につきました。帰りは渋滞が無かったのはせめてもの救いでした。

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