息子の自転車を探す

私が息子の自転車を探してあちらこちら車で移動していると、携帯に電話がかかって来ました。その日は朝から学校の部活に出かけていた娘からです。

娘の自転車がパンクしたので修理したいのだとか。でも、お金を持っていないので自転車店に来てくれと言うのです。

その自転車店とは、私に防犯登録番号を教えてくれた自転車店です。兄妹とも同じ自転車店で購入しました。

大きなスーパーの店内にある自転車店に行ってみると、娘が立っていました。修理に後、30分程かかると言います。

「 それじゃ、お兄ちゃんの自転車探すの手伝って。 」

そう言って、防犯登録番号を書いた紙を渡し、スーパーの周りに止めてある自転車を見て回る様に頼みました。

私は自分が気が動転していて、あまりしっかい探せていない気がしたのでした。それで既に私が見た自転車も娘に見てもらいたかったのでした。

スーパーをぐるっと回って来た娘が戻って来ました。まだ自転車のパンク修理が終わるまで時間があったので、二人で通路にある椅子に座って待ちました。

「 お兄ちゃん、どこに居ると思う? 」

娘が何か知っているとは思えないのですが、聞いてみました。
すると隣の市ではないかと言います。その日、私が探しまわったのは市内のネットカフェ等の店舗だったので、隣の市はまだ探していませんでした。

そう言えば、隣の市のネットカフェに行った事がある様な話を息子がしていた気がします。今夜、行ってみようと思いました。

 

自転車の修理が終わると、私は会計をして娘と別れました。娘は家に帰りましたが、私は駅まで行ってみる事に下のでした。東京からの直行バスが到着する時間だったのでした。

息子が高速バスで東京へ行ったならば、帰りもバスを使うかもしれません。私は午前中にも駅前のバスのロータリーに来たのでした。バスのチケット売り場で息子の名前を言い、予約が入っていないか確認したのでした。

丁度家を出た時間帯に東京へ向かう高速バスが出ていました。それに乗るつもりでいれば、前もって予約していたかもしれません。バスを予約する場合、名前や電話番号を登録することになっています。それで足取りが分かるかもしれないと思ったからです。

ところが、行方不明になった当日もそしてその日、つまり翌日の帰り便にも、息子の名前で登録はされていなかったのでした。予約なく乗車する場合は、名前等は聞かないというので、飛び乗ったのかもしれません。

私は祈る様な気持ちでバスを待ちました。バスは30分ほど遅れて来ました。お盆休みもあり道路は混んでいたのでしょう。楽しそうな雰囲気が降車客にはありました。私はそれを見ると一層、悲しい感情が込み上げてきたのでした。

家に戻ると、娘には適当に夕飯を食べさせましたが、私は何か食べる気持ちにはなれませんでした。程なくすると妻が戻って来ました。私は少しホッとしました。

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